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【初心者向け】圧縮ファイルの違いは?特徴を比較します【ZIP, 7z, RAR, tar.gz】

目次

今回はデータを圧縮する形式を比較していきます。

圧縮ファイルにはZIP、7z、RAR、tar.gzなどなど、様々な種類がありますが、それぞれの違いはどこにあるでしょうか?

ZIPは有名ですが、7zやRAR、tar.gzなどは初めて聞いたという方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、これらの圧縮形式を比較し、それぞれどのような特徴があるのか、それぞれのメリット・デメリットにはどのようなものがあるのかを見ていきます!

ZIPとは
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ZIPとは圧縮形式の一つで、ファイルやフォルダの圧縮などによく使われています。「ジップ」と読みます。ZIPは昔からWindowsの標準機能で圧縮・解凍することができるため広く使われています。

Windowsのほか、MacやAndroid、iOS、Linuxでも標準で圧縮・解凍ができ、一般の方が使う圧縮ファイル形式の中では最も普及しています。

拡張子は「.zip」がよく使われています。

7zとは
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7zも圧縮形式の一つになります。「セブンゼット」と読みます。7-Zipというファイル圧縮・解凍アプリで操作できるほか、7z形式を扱える環境は徐々に広がっています。

RARについて
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RARも圧縮形式の一つです。「ラー」と読みます。RARは海外で配布されているファイルでたまに見かける印象があります。

tar.gzについて
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これだけ見た目が奇妙ですね。

tar.gzは、複数のファイルを一つにまとめる「tar」形式とファイルを圧縮する「gzip」形式を両方使うことで「tar.gz」となっています。ZIPや7z、RARなどはファイルをまとめる機能と圧縮する機能が一緒になっていますが、tar.gzは別々、ということです。ですが特にそこについて気にする必要はなく、他のファイル形式と同様に使えます。

主にLinuxやmacOSなど、UNIX系のOSで古くから標準的に使われており、サーバー関連のソフトウェアやオープンソースのプログラムをダウンロードする際によく見かける形式です。Windowsユーザーにとってはあまり馴染みがないかもしれません。

ZIPのメリット
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標準機能で使えることが多い
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ZIPはWindowsの標準機能で圧縮・解凍ができるほか、macOSでも標準機能で圧縮・解凍をすることができ、多くのコンピュータで使うことができる汎用性の高さがあります。

一般のファイルやフォルダを圧縮する形式の中では最も知名度が高く、RARや7zなどといった他の圧縮形式を知らない方でもZIPは知っているという方も多いと思います。そのため、誰かに圧縮ファイルを送るときはZIP形式にしておくのが安心でしょう。

ZIPのデメリット
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フォルダ構造がわかる
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ZIP形式のデメリットとして、圧縮しても中身のフォルダ構造が分かるということが挙げられます。

実際にZIP形式に圧縮してみると確認できますが、ZIPで圧縮した場合、解凍していない状態でも、もとのフォルダに入っていたフォルダ名やファイル名がわかるようになっています。

便利といえば便利なのですが、これらの情報はパスワードを解いて解凍せずとも分かるため、セキュリティ的には弱いです。パスワードを掛けて暗号化したファイルが誰かの手に渡ったら、パスワードを知らなくてもフォルダ名やファイル名から内容を推測されてしまうかもしれません。

そのため、重要な情報を暗号化して保存したり送信したりする場合にはZIP形式は使わないほうが良いでしょう。

ファイルサイズに制限がある場合がある
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ZIP形式では、4GBを超えるファイルの圧縮や、圧縮後のファイルサイズが2GBを超えるような圧縮は、圧縮ができなかったりデータが破損したりすることがあります。

見た目では圧縮できたように見えても、実は破損しているということもあるそうなので注意しましょう。

データサイズが大きめのファイルを圧縮する際はZIP形式は使わないほうが良いかもしれません。

7zのメリット
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圧縮率が高い
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7zはZIPよりも後に開発されており、さまざまな改良が施されています。

7zの特徴として、ZIPよりも圧縮率が高いことが挙げられます。

試しに青空文庫から「吾輩は猫である」のテキストファイルをダウンロードして解凍したもの(731KB)をZIPと7zに圧縮してみました。

Windows11での圧縮ファイルデータサイズ比較

結果、ZIPでは338KB、7zでは258KBになりました。もちろん、圧縮率の設定や圧縮に使うソフトウェアによっても結果は変わるため単純な比較はできませんが、Windowsの標準機能で圧縮した場合は7z形式で圧縮したほうが圧縮率が高い結果となりました。

検証環境

Windows 11 25H2 (26200.8457)

巨大なファイルも扱える
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ZIPは巨大なファイルを扱えないというデメリットがありましたが、7zは16EiB(1TBの約1000万倍!)までのファイルサイズに対応しています。

おそらくあと数十年はファイルサイズで困ることはないでしょう。

7zのデメリット
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Windowsは最近までソフトを入れなければ扱えなかった
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7zは最近まで、Windowsの標準機能で圧縮・解凍することができませんでした。7z形式に対応したのは2023年頃と結構最近です。

また、Windows 10は標準では7zに対応していません。

そのため、少し古い環境では「7-Zip」などの解凍・圧縮ソフトをインストールする必要があります。自由にソフトウェアをインストールできない環境の人とやり取りする場合には、不便になるかもしれません。

ZIPと比べて知名度が低め
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データを誰かに送信する目的で7zを使用する場合、相手が7z形式について知っている必要があります。

もし相手が7zについて詳しくなければ「見たこともない拡張子の謎のファイル」だと思われてしまうかもしれません。

そのため、7z形式を使うのは自分用に使う場合やパソコンに詳しい方とやり取りをする場合に限ったほうが良さそうです。

RARのメリット
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高い圧縮率と分割圧縮
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RARの最大のメリットの1つは、ZIPなどと比べて圧縮率が非常に高いことです。大容量のファイルでもかなりコンパクトにまとめることができます。

また「分割圧縮」という機能に長けています。例えば、メールの添付ファイルの容量制限などで大きなファイルを1つで送れない場合、RARを使えば指定したサイズごとにファイルを複数に分割して圧縮することが簡単にできます。

RARのデメリット
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専用のソフトが必要になることが多い
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RAR最大のデメリットは、WindowsやMacの標準機能ではそのまま作成・解凍ができないことが多い点です(※最近のWindows 11では標準で開けるようになりましたが、作成はできません)。

そのため、ファイルを開くためには「WinRAR」などの解凍対応ソフトをインストールする必要があります。相手に送る場合、相手のパソコンに専用ソフトが入っていないと「ファイルが開けない!」というトラブルになる可能性が高いので注意が必要です。

tar.gzのメリット
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Linuxやサーバー界隈での圧倒的な普及率
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tar.gzは、LinuxやmacOSなど「UNIX系OS」の標準的な圧縮形式として古くから使われているため、これらのシステムでの相性が抜群に良いです。

また、ファイルの権限(パーミッション:誰がそのファイルを編集できるかという設定)を保持したまままとめることができるため、サーバー上でプログラムをやり取りする際には欠かせない形式となっています。

tar.gzのデメリット
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Windows環境では扱いが少し面倒な場合がある
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Windows環境では、最近のWindows 11であれば標準機能で解凍も圧縮もできるようになりましたが、Windows 10などの古い環境では専用のソフト(7-Zipなど)が必要になります。

また、元々がLinuxなどの環境で「コマンド」を打ち込んで作ったり解凍したりする文化から来ているため、Windowsの一般的なマウス操作に慣れている方にとっては、仕組みや扱いが少しとっつきにくく感じるかもしれません。Windows同士でやり取りをする際には、あえてtar.gzを選ぶメリットは少ないでしょう。

結局、どれを使えばいいの?
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一般的にはZIPが最も普及しているので、誰かにファイルを共有するために圧縮する場合はZIPがおすすめです。

しかし、ZIPはファイルの中身の構造が見えてしまったり、サイズの大きなファイルを圧縮するとデータが壊れてしまったりするというデメリットがあるので、これらのデメリットが気になる用途では他の圧縮方法が良いでしょう。

圧縮率を高めたい場合は7zがおすすめです。ZIPなどよりも圧縮率が高く、使いやすいファイル形式です。

Linux環境下ではtar.gzが定番です。なお、Linux環境下で圧縮率を高めたい場合は7zよりもbz2やxzが使われる印象です。

まとめ
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今回は圧縮ファイルの特徴について比較しました。

汎用性の面ではZIPが強く、圧縮率や暗号化した場合のセキュリティの面では7zが優秀という結果になりました。

誰が使うのか、どのように使うのかによって適しているものは変わってきます。

使用目的を考えながらどの圧縮方式を使うのか選んでみてくださいね!